運営会社について

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アイパークインスティチュート株式会社は、産業ファンド投資法人、武田薬品工業株式会社、三菱商事株式会社を主要株主として、2023年に事業を開始した会社です。2018年より武田薬品が担っていた湘南ヘルスイノベーションパーク(神奈川県藤沢市)の運営事業を2023年に承継し、施設の運営・管理のほか、イノベーション創出促進、技術交流・研究連携促進など、ライフサイエンスエコシステムの構築・活性化のための事業を行っています。

トップメッセージ

代表取締役社長
藤本 利夫

20世紀に医療の技術は飛躍的な進歩を遂げました。抗菌薬の発見は大戦における何百万人もの負傷者の命を救い、CTやMRIといった画像技術は疾病の早期発見と正確な診断を促しました。そして現在、個々人の遺伝子が解読され、ゲノム医療の新天地を切り拓いています。未来の医療では、ゲノム情報から臨床情報まで個人データが解析されて、予防・診断・治療・ケアが個人のレベルで統合されることになるでしょう。技術の進歩はわたしたちの健康と未来を確実に変えていきます。

医薬品の研究開発では、さまざまな新技術の発達に伴い、すべての技術を自前で賄うのではなく、他者との分業や提携により、技術を組み合わせて製品にしていくオープンイノベーション型の研究開発が主流となっています。こうした時代背景から、2018年4月、武田薬品工業株式会社が自社の研究施設を開放し、日本初の製薬企業発サイエンスパークとなる湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)が誕生しました。湘南アイパークは、世界に開かれたライフサイエンスエコシステムを構築することで、革新的なアイディアを社会実装する場になることを目指しています。開所以来、大学、スタートアップ、企業、自治体、病院など多くの方々にご参画いただき、現在、150を超える企業・団体、2,300人を超える入居者が集積する場に成長しています。

そしてこの度、湘南アイパーク運営事業を武田薬品から承継し、2023年4月にアイパークインスティチュート株式会社を設立しました。一製薬企業の枠にとらわれずに、中立的で多様性をもつエコシステムをさらに大きく発展させていくことを目的としています。開所時に掲げたビジョン・ミッションのもと、施設運営、コミュニティ形成、ベンチャー支援、地域との連携などの事業をさらに発展させ、ライフサイエンスに関心をもつ多様なプレーヤーが自由に共創しながらイノベーション創出に挑戦することのできる場を構築していくことを目指しています。

2020年から続いたコロナ禍は、わたしたちにとって医療、産業、コミュニティの重要性を再認識する機会となりました。ベンチャー企業と大企業、そして政府や自治体の連携により、前例にないスピードで人々に届いた 最先端技術、mRNA ワクチンが世界中で何百万人もの命を救いました。そして地域の医療関係者やボランディアが献身的にわたしたちの健康を支えくださいました。医療、産業、コミュニティが密接に結びつくエコシステムこそが、わたしたちの未来の健康を創ると信じています。

ライフサイエンスを志す多様な才能が世界から集い、交流することでアイディアがつながり、イノベーションが生まれる。生まれたイノベーションが地域の方々を健康にし、さらに産業が成長してまちを活性化する。そして生まれたイノベーションが海を越えて世界の方々に届いていく。これがわたしたちの描く未来の姿です。

2023年4月
アイパークインスティチュート株式会社 代表取締役社長 藤本 利夫

VISION & MISSION

VISION

ヴィジョン

革新的なアイディアを社会実装する

Bring innovative ideas to society

MISSION

ミッション

世界に開かれたライフサイエンス
エコシステムの構築

Build a life science ecosystem that is open to the world

VALUE

アイパークインスティチュート株式会社は、事業活動を通じて、
入居者をはじめとするステークホルダーの皆様に、3つの「価値」をご提供したいと考えています

  • EXPLORE

    探 究

    • サイエンスを探究する
    • インスピレーションを得る
  • COLLABORATE

    共 創

    • 必要な相手、思わぬ相手とつながる
    • 強みやアイデアで相互に刺激し合う
    • 事業提携や共同研究が生まれる
  • DRIVE

    実 装

    • サイエンスをビジネスにつなげる
    • 実証実験を展開する

LOGO

湘南アイパークの施設ロゴと共通する、文字の上に波打つ6つのドット(点)は、「はじめは小さくとも、ともに共鳴しあうことでやがて大きなイノベーションの波となっていくアイデア」を表しており、オープンイノベーションへの願いが込められています。

タグライン

ひとりの個人や組織のアイデアや技術が、他者と共有されることで、多くのアイディアと共鳴し新しい音となる。その音はさらに大きなイノベーションの波となって、世界に広がっていく。そんな活気あるエコシステム実現への思いを込めています。

会社概要

会社名
アイパークインスティチュート株式会社 (英文名)iPark Institute Co., Ltd.
資本金
100百万円
出資比率
産業ファンド投資法人 (IIF)(41.0%)、 武田薬品工業株式会社(36.5%)、 三菱商事株式会社(19.5%)、 その他(3%)
代表者
代表取締役社長 藤本 利夫
所在地
神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地1
設立日
2022年12月16日
事業内容
1. テナントリクルーティング事業
2. テナントマネジメント事業
3. 研究施設のオペレーション事業
4. イノベーション創出に向けた新規事業・イベントを企画する事業
5. ライフサイエンスに関連する研究開発の連携を支援する事業
6. ライフサイエンスエコシステムの構築に寄与する事業
7. 技術交流、人的交流などのネットワーク形成に寄与する事業
8. 前各号に付帯関連する事業

沿革

2018年
 4月
武田薬品工業が自社研究所「湘南研究所」を外部に開放し、サイエンスパーク「湘南ヘル スイノベーションパーク(湘南アイパーク)」としてグランドオープン。それに伴い、武田薬品の R&D 組織内に湘南ヘルスイノベーションパークの運営組織が結成され、サイエンスパークの運 営とエコシステムの構築を担う。
2019年
 5月
村岡・深沢地区のヘルスイノベーション最先端拠点形成を目指して、神奈川県、藤沢市、 鎌倉市、湘南鎌倉総合病院と連携・協力に関する覚書 (「5者連携」) を締結
2020年
 9月
武田薬品が湘南アイパークの土地・建物を信託設定し、産業ファンド投資法人(IIF)が 信託受益権を取得する。
2022年
 4月
湘南アイパークが拠点の一つとして参画するGreater Tokyo BioCommunity(GTB) が、内閣府が定めるグローバルバイオコミュニティとして認定される。
2023年
 4月
アイパークインスティチュート株式会社が武田薬品から湘南アイパーク運営事業を承継。

役員

  • 藤本 利夫

    代表取締役社長

    医師。経営学修士。日本、欧州及び米国における著名な病院で胸部外科医として勤務。2006年から2017年まで日本イーライリリー株式会社にて研究開発本部長執行役員、取締役副社長を歴任。2017年より、武田薬品工業株式会社 湘南ヘルスイノベーションパークのジェネラルマネジャーとして、創薬エコシステムの形成、拡大に注力。2023年より、アイパークインスティチュート株式会社代表取締役社長に就任。

  • 満井 宏泰

    取締役

    約20年にわたり不動産開発、投資運用業務に携わった後、2015年三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社(現株式会社KJRマネジメント)入社。産業ファンド投資法人が保有する物流施設、工場・研究開発施設、データセンター等幅広い産業用不動産の運用経験を有する。2020年より湘南アイパークの運用を担当し、2023年に取締役に就任。

  • 梶井 靖

    取締役

    東大大学院修了、農学博士。武田薬品工業株式会社R&Dジャパンリージョンヘッド、T-CiRAプログラム武田側責任者。国立精神・神経センター(当時)にて分子精神薬理学研究に従事した後、田辺三菱製薬、アッヴィ、ノバルティスファーマなど国内外の製薬企業にて研究、メディカルアフェアーズ部門等の職を歴任。2019年4月武田薬品工業に入社、2023年4月より現職。早稲田大学総合研究機構研究院教授併任。

  • 野坂 卓司

    監査役

    弁護士、ニューヨーク州弁護士。約8年にわたり法律事務所にて勤務したのち、任期付公務員として金融庁検査局に2年勤める。2社の資産運用会社の法務・コンプライアンス部長を計8年務めたのち、2019年三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社(現株式会社KJRマネジメント)に法務・コンプライアンス責任者として入社。2023年より、アイパークインスティチュート株式会社の監査役に就任。

リーダーシップチーム

  • 萩迫 孝弘

    コーポレートストラテジー アンド プランニング ヘッド

    外資系ヘルスケア企業入社後、政府系機関、コンサルティングファーム、製薬企業、バイオベンチャー企業等を経て、2020年に湘南アイパークに着任。これまでのライフサイエンス業界での多様なマネジメント経験を活かし、2023年より現職。

  • 渡辺 敬介

    パブリックアフェアーズ ヘッド

    武田薬品工業株式会社に医薬情報担当者 (MR) として入社後、マーケティング部GP担当チーム、抗がん剤担当グループ、製品戦略部門、渉外部門を経て2018年に湘南アイパークに着任。長年の武田薬品での営業・渉外経験を活かして、2023年より現職。

  • 中川 弘規

    コマーシャル アンド ビジネスディベロップメント ヘッド

    製薬企業、投資銀行、総合商社、官民ファンド、医療機器メーカー等を経て、2021年に湘南アイパークに着任。ライフサイエンス・ヘルスケア分野における、営業・事業開発・ベンチャー投資等の幅広い経験を活かし、2023年より現職。

  • 杉田 直子

    コミュニケーション ヘッド

    外資系航空会社、素材メーカー、総合生活企業等を経て、2023年10月にアイパークインスティチュート株式会社のコミュニケーションに着任。営業、マーケティングコミュニケーション、広報等の経験を活かし、現在アイパーク及びアイパークインスティチュートのブランディングに注力。

  • 行弘 信仁

    ファシリティマネジメント ヘッド

    武田薬品工業株式会社に中枢神経系疾患治療薬の研究職として入社後、研究管理部門を経て2018年より湘南アイパークでの業務に従事。研究職、また施設運営管理での経験を活かし、2023年より現職。