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日本VCコンソーシアム

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製薬企業、ライフサイエンス関連企業、ベンチャーキャピタル(VC)、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)が、各領域における最先端の情報をもとに会員間で実践的な議論を行い、投資やライセンシングに関するノウハウを共有する場です。湘南アイパークは、事務局として活動をサポートしています。

コンソーシアム立ち上げの背景

湘南アイパークでは、日本のヘルスケア業界におけるベンチャー投資をめぐるさまざまな課題の背景として、「個々のVC、CVC の活動規模が小さく、また横のつながりが希薄なために、大胆なリスク投資を行えない」という現状があると考えています。

そこで、湘南アイパークが、VC、CVC、製薬会社などを能動的につなぎ、投資ノウハウの向上や実際の投資における連携を促していく場を設定、ファシリテートすることを目的に、2020 年 7 月に「日本 VC コンソーシアム」を立ち上げました。

活動内容

製薬会社の研究部門・事業開発部門、ライフサイエンス関連企業で新規事業や投資活動を行う部門、投資家(VC、CVC)など、国内外より多様なメンバーが集まり、定期的に全体会議を開催しています。全体会議では、外部より招聘する登壇企業(海外のバイオベンチャーが中心)のプレゼンテーション内容から、最先端のライフサイエンス情報や投資トレンドを掴むと同時に、登壇企業の研究内容や開発技術に関し、メンバー企業間で「自社ではどう評価するか」「投資に値するか否か」など、それぞれの視点でオープンなディスカッションを行っています。

全体会議のテーマや登壇企業については、”Industry Driven”と”Global Competitiveness”の視点から、事務局や参加メンバーが選定しています。

これまでの活動概要

活動期間テーマ参加企業
第1期
(2020/7~2021/6)
「デジタル医療」
「オリゴ核酸のデリバリー技術」
10社
第2期
(2021/7~2022/9)
「Bio-Informatics」
「New Chemical Space」
25社
第3期
(2022/10~)
「プラットフォーム技術」20社

日本と海外のGatewayを目指して

2020年より日本VCコンソーシアムの活動を続ける中で、複数の参加メンバーより、「海外でのソーシング活動を本格的に開始したい」「より効率的に海外バイオベンチャーにリーチしたい」など、海外での活動強化に関するご相談を多くお寄せいただいておりました。

そこで、湘南アイパークでは、メンバー企業の海外活動をサポートするため、2022年10月より、参加企業6社とともに「湘南Biotech Gateway」を開始しました。

これまでの日本VCコンソーシアムの活動を通じで構築された「横のつながり」を生かし、共通のターゲット領域を持つ複数社がグループとなり、米国を中心としたアカデミアやバイオベンチャーに対して規模を生かしたアプローチを行っています。

湘南アイパークは、事務局として、全体会議のファシリテーションやターゲット企業等との面談設定をサポートしています。日本VCコンソーシアムと同様、“Industry Driven”と“Global Competitiveness”という視点で、湘南アイパークは、日本と海外のGatewayになることを目指して活動しています。