安全対策・環境保全

有害化学物質の排出を
あらかじめ防止する措置

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  4. 有害化学物質の排出をあらかじめ防止する措置

有機溶媒などの化学物質等を利用する実験室の排気は、排気の種別に応じて活性炭フィルターによる吸着、スクラバー[注1]による洗浄を行い、外部に排出しています。

また、一般実験排水のうち、重金属・有機溶媒系の廃液は、それぞれポリタンク等で分別回収を行い、許可を得た廃棄物処理事業者に委託し、廃棄物処理法等、関係法令等に基づいて適切に処分しています。

その他の排水は実験系の中継槽での水質管理を行った上で、空調等設備系排水とともに、排水貯留槽を経て水質管理の後、公共下水道に放流しています。

実験施設等の排気処理

主な除去対象物質

有機溶媒等化学物質全般

除去処理装置

スクラバー、活性炭フィルター等
スクラバーで噴霧した水により、排気を洗浄して水溶性の物質を捕捉します。また、対象物質に応じた吸着特性のある活性炭フィルターにより、脂溶性物質を含む化学物質を吸着除去します。

  • 排気ガスに含まれる有害物質を捕捉して除去する装置の1つ。塩化水素やアンモニアなどの水溶性物質を捕捉します。(捕捉された塩化水素やアンモニアは、その後の中和処理で無害化されます。)

一般実験排水フロー模式図

一般実験排水フロー模式図

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