安全対策・環境保全

よくあるご質問(安全・環境関連)

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動物実験について

新薬の研究・開発等、ライフサイエンス研究においては、有効性や安全性の確認のために動物実験が不可欠です。そのため湘南アイパークでは、そうした目的で動物実験の実施を希望する企業のために、動物実験施設を提供しています。
動物倫理に関しては、湘南アイパークで行われる動物実験全体を管理する動物実験委員会が、管理とサポートを行っています。具体的には、実験に関わる全ての方が「動物の愛護及び管理に関する法律」等の法令を遵守し、「生命を尊重して動物を愛護する」との考えに基づいた倫理的かつ科学的な基盤である3Rs「3R(Refinement:苦痛の軽減、Replacement:代替法の利用、Reduction:動物利用数の削減)の原則」を実践できるよう、法令等に基づいた規則類、ガイドラインの作成、教育、実験計画の審査等を行っています。
動物のウェルビーイングに配慮したハードウェア設計や飼育方法、ならびに従事者の安全衛生に配慮した運用等が総合的に評価され、弊所は国際的な第三者評価機関であるAAALACインターナショナル(国際実験動物管理公認協会;自主的な審査と認証プログラムを通して、科学における動物の人道的な管理を促進する民間非営利組織)の完全認証を取得しています。

排気について

白い煙の中身は純粋な「水 (H₂O)」です。
湘南アイパークでは施設の空調のため、365日24時間ボイラーを稼働しており、その燃料は都市ガスであるメタンガスです。
メタンガスは燃焼すると水と二酸化炭素となり、これを煙突から水蒸気として
排出しています。
この水蒸気は常温では目には見えませんが、気温が零度近くに下がると、空に雲ができるのと同様に、水蒸気が液体に変わり、白い煙のように見える場合があります。
すなわち、冬の寒い日に煙突から煙が出ているように見えるのは、いつも出ている水蒸気が目に見える「雲」のようなものに変わったもので、異常ではございませんので、ご安心ください。
化学的には、下記のような変化です。
 CH4 (メタン) +2O₂ (酸素) → CO₂ (二酸化炭素) + 2H₂O (水)
 発生した H₂O (水) → 低温により凝結し煙状に変化

焼却炉について

研究所で実験に用いられた動物の焼却は、旧武田薬品湘南研究所が開所した2011年以来、すべて外部委託しています。また、外部委託先までの運搬方法や焼却施設の周辺環境にも万全を期すことで、地域の皆様にご安心いただけるよう、環境保全・安全確保に努めております。
※同施設は開所以来一度も使用することなく、2017年度夏に撤去いたしました。