安全対策・環境保全
RI実験施設の放射線障害の防止
湘南アイパークのRI実験施設は、行政機関である原子力規制委員会により適合施設としての認可を受けています。また、建設・運用・管理にあたり、放射線障害防止法施行規則等、関係法令に則って、下記の安全対策を講じています。
- 【構造】
- 放射線を物理的に遮へいするため、壁に十分な厚みをもたせ、遮へい効果の高い鉛板を施す等の措置を講じています。
- 【運用】
- 管理区域の明確化と運用規則:放射線障害の発生するおそれがある場所を管理区域として指定し、入口等に標識を掲示することにより、管理区域であることを明示しています。管理区域への立ち入りは所定の手続によりあらかじめ許可を得た者に限り、放射線の防護具の着用、放射線測定器の携帯等を義務づけています。
- 【教育・防災体制】
- 放射線障害の予防に係る湘南アイパーク内の規定に基づき、管理組織の設置、施設や設備の保守、各入居企業の利用者の安全教育、災害時や事故発生時における組織、指示系統、災害拡大防止手順を明確化しています。
RI実験施設は大病院や他の研究機関にも存在する安全性の高いものです。
RI実験施設の排気処理
主な除去対象物質
放射性同位元素
除去処理装置
目の細かさの異なるフィルターにより段階的に空気中からゴミ、塵埃、エアロゾル等を十分に取り除き、また対象物質に応じた吸着特性のある活性炭フィルターにより化学物質を吸着します。なお、フィルター交換時にも、除去した物質が拡散するのを防止する構造となっています。