MEMBERS VOICE

入居者の声

VOL.11

株式会社FRONTEO

中園 豪

TSUYOSHI NAKAZONO

こんな会社です

自社開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、ライフサイエンス、経済安全保障、リーガルテック、ビジネスインテリジェンスなどの領域で事業を展開。
AI創薬支援分野では、AI解析と創薬研究者の知見を組み合わせた創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」と、医学論文探索AI「KIBIT Amanogawa」の2つを柱とする。
独自の自然言語処理技術による「非連続的な発見」を通じて人が思いもよらない疾患と遺伝子・分子の関連性などを見出し、創薬の仮説生成を支援する。

ここがユニーク!

  • 自社開発のAI「KIBIT」と独自の自然言語処理技術(日米欧の特許を取得)により「非連続的な発見」を実現し、で新規性の高い創薬標的、適応症、バイオマーカーなどを探索できること
  • 薬理研究者、データサイエンティスト、メディシナルケミストなどからなる研究チームを社内に持ち、AI解析と研究者の知見を掛け合わせて創薬支援を行っていること
  • 新規の標的探索既存薬・開発中の化合物のライフサイクルマネジメント(適応症拡大)など、創薬研究の初期段階で、数多くのプロジェクトに伴走していること

0→1の事業は、まず知っていただくことから。興味を持ってくださるお客様が集まる湘南アイパークで日々活動できることが、パートナー探しの効率化につながっています。

はじめに、事業内容と強みを教えてください。

当社は自社開発の方程式駆動型AI「KIBIT(キビット)」を活用し、ライフサイエンス、経済安全保障、リーガルテック、ビジネスインテリジェンスなどの分野で事業を展開しています。KIBITに用いられる独自の自然言語処理技術については、日米欧で特許を取得しています。AI創薬支援事業では、AI解析と創薬研究者の知見を組み合わせたAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」と、医学論文探索AIシステム「KIBIT Amanogawa」の2つを展開しています。いずれも既存の文献情報から新規性の高い情報を導く「非連続的発見」を強みとし、従来のアプローチでは到達の難しい疾患と遺伝子・分子の関連性などを見出し、創薬の仮説生成を支援します。
薬理研究者、データサイエンティスト、メディシナルケミストなどからなる研究チームを社内に持つことも強みです。AIによる網羅的かつアンバイアスな解析結果を研究者が豊富な知見と科学的エビデンスに基づいて検討し、作用機序を説明する仮説を構築することで、新規標的探索から既存薬・開発中の化合物の新たな適応症探索まで、さまざまな創薬プロジェクトに伴走しています。

湘南アイパークへの入会を考えられたきっかけを教えてください。

新たな事業を立ち上げるには、まず、その技術やサービスを認知していただくことが欠かせません。その上で、私たちの技術の可能性に興味を持ち、一緒に取り組みたいと思っていただくことが必要です。当社の技術に関心を寄せてくださるお客様の多くが湘南アイパークに入居されており、商談で伺う機会も多かったため、施設の特徴は以前から把握していました。私たちもここで日々活動できれば、パートナーとの接点を増やし、新たな協業や事業拡大を加速できると考え、入会を決めました。

不安は費用対効果でした。結論として、投資に対して十分な成果を得られています。

入会前に、一番不安だったことは何でしょうか。

最も不安だったのは費用対効果です。入会を検討する際には、期待できる効果を現場から経営層・決裁者へどう説明し、承認を得るかが重要です。結論として、当社は投資に対して十分な成果を得られていると考えています。メンバーシップ会員という選択肢があり、初期の費用負担を抑えて活動を始められたことが、大きな決め手になりました。この仕組みがなければ、入会を見送っていた可能性もあるほど、当社にとって大切な入り口だったと感じています。

実際に「助かっている」と感じるサービスやイベントはありますか。

創薬支援EXPO(旧メンバーシップデイ)は、テナント企業とメンバーシップ企業が横断的に情報交換できる、非常に有意義な機会です。自社の技術やサービスをプレゼンテーションで紹介する時間をいただけることも大きな助けとなっています。実際に、そこから商談や協業に発展し、現在も一緒にプロジェクトに取り組んでいる企業があります。開催後の懇親会も、普段お話しする機会のない方と交流できるよう工夫されています。そこでの出会いが別のイベントでの再会を経て、新たな展開につながることもあります。以前から自社で開催していた月1回のウェブセミナーも、湘南アイパークのご協力によって告知先が広がり、創薬研究の現場で活躍される方々の参加につながっています。

共同研究から製薬会社への導出につながる出会いが、湘南アイパークで実際に生まれています。まずはメンバーシップから、ミニマムに始めてみてください。

湘南アイパークでの出会いは、ビジネスにどうつながっていますか。

当社の技術の可能性を評価し、共同研究や協業に取り組んでくださるパートナーとの出会いにつながっています。共同研究等を進める上では、パートナー企業が抱える課題に対して、当社の技術や知見がどう貢献できるかが重要です。新規標的分子探索という創薬の入り口でご一緒することも、既存化合物のライフサイクルマネジメントとして適応症拡大に取り組むケースもあります。また、長期的な取り組みとして、共同で創薬研究を進め、将来的な製薬会社への導出を目指すプロジェクトもあります。導出が実現した際の収益をパートナーと分配する枠組みを設けているプロジェクトもあり、こうした展開につながる出会いが、湘南アイパークで生まれています。

最後に、入会を検討されている企業の皆さまへメッセージをお願いします。

当社のAI創薬支援は、独自の技術による新しいアプローチでありその特徴や価値をご理解いただくには、丁寧な説明と継続的な対話が欠かせません。セミナーを通じた情報発信や直接の対話、カジュアルな場での交流を重ねることで、当社の取り組みを知っていただき、「AI創薬ならFRONTEO」と多くの方に認識していただくとともに、研究開発のパートナーとして相談いただける機会が増えてきたと感じています。入会を検討されている企業の皆様には、まずメンバーシップ会員として活動を始めてみることをお勧めします。私自身、今後、新規事業を立ち上げる際も、まず湘南アイパークのメンバーシップから始め、軌道に乗ればテナントとして活動するという道を考えています。事業の段階に合わせて活動を広げられる、優れたインキュベーション施設だと感じています。

PROFILE

株式会社FRONTEOライフサイエンスAI事業本部 ライフサイエンスAI事業推進部 担当部長 中園 豪氏

AI創薬領域の事業開発に従事。2023年7月に開始したAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」の立ち上げから事業推進を担う。製薬企業・バイオベンチャー・アカデミアとの共同研究や研究開発に向けた協業プロジェクトを通じて、AI創薬の社会実装に取り組む。